長崎と福島を結ぶ視察・交流(2022.11.18-20)

11月18日〜20日、長崎の市民団体「長崎と福島を結ぶ会」(「結ぶ会」)の視察団を「守る会」で受け入れ、下記の日程で、原発事故被災地の視察案内と交流を行いました。長崎から来福されたのは、「結ぶ会」の平野伸人さん、阪口博子さん、松田昌子さんです。

交流会で講演・発言する「結ぶ会」のメンバー
(向かって左から、阪口さん、平野さん、松田さん)

交流会で平野さんは、「結ぶ会」の活動報告、自身の被爆二世としての体験と活動(被爆者の健康と暮しにとって「援護法」に基づく施策がいかに重要であるか、被爆二世にも「健康手帳」交付など、一世と同等の援護を行うよう国に求める運動に長年取り組んできたこと、等々)、また長崎の「被爆体験者」訴訟などについても話されました。参加者から、「賠償訴訟と健康手帳要求を並列で・・」「健康手帳を県全体で求めるべきではないか」との意見が出されました。交流会後に、「原発事故の放射能汚染による被ばくと、原爆被爆者の被ばくは、根は同じ。医療費の継続と健康手帳交付は被害者の当然の権利との確信を深めることが出来ました。」との感想も聞かれました。


18日:いわき着 浜通りを視察しながら相馬、新地へと移動

ALPS処理水(トリチウム汚染水)海洋放出に反対している、新地町の漁師の小野春雄さん、民俗学者の川島秀一さん(小野さんの船の「乗り子」をしながら調査をされている)の話を聞く。

19日

浪江町津島の帰還困難地域視察

「守る会」の拡大事務局会議として「交流会」開催(於「富岡町文化交流センター学びの森」)

  • 長崎と福島を結ぶ交流:平野さんの報告と意見交換
  • 総会以降の経過報告と当面の方針

富岡町(夜ノ森、富岡港)視察 

20日:大熊町の帰還困難区域視察の後、飯舘村経由、福島市へ