「福島原発事故被害から健康と暮しを守る会」第3回総会を開催(2024.11.9)

11月9日、浪江町地域スポーツセンターで「福島原発事故被害から健康と暮しを守る会」第3回総会が、開催されました。県内外から会員、サポーター、新しい参加者も含めて30名が参加しました。オープニングでは日本音楽協会福島支部による歌3曲が披露され、原発下請け労働者への思いを歌った「むらさきつゆ草」の歌を作詞作曲した故小島力さんの娘さんで「守る会」の運営委員でもある坂口美日さんが歌ってくれました。

紺野則夫会長からは、今年ノーベル平和賞受賞した「被団協」代表委員の蓑牧智之さんと夏に広島でお会いしたエピソードも交えながら、被爆者・被爆二世とも連帯して運動を前進させたいとの挨拶がありました。そして来賓挨拶の後、佐藤龍彦・事務局長から、議案に沿って、活動報告・総括、方針・活動計画が報告・提案されました。会計の佐藤晴夫さんから会計報告・予算案提案がされました。

今後の活動計画では、事故から13年経っても廃炉作業は遅々として進まず、課題が山積する一方で、政府・電力会社は原発再稼働を進め、とりわけ東電が柏崎・刈羽原発の再稼働の準備を進めている中で、「守る会」として、医療費無料化、健康手帳交付、完全賠償を求める運動と、反核平和・脱原発・脱プルトニウムの運動を連動して前進しようとの提案がされました。振津アドバイザーからは、「10団体呼びかけ政府交渉」報告と、低線量被曝のリスクをより明らかにした「国際核施設労働者調査」(INWORKS)の解説と運動への活用について補足発言がありました。

新たに団体会員となった「津島地区福島原発事故の完全賠償を求める会」からの連帯の挨拶など、参加者の発言を受け、皆で次の一年の取り組みを確認し、紺野会長の音頭で「団結頑張ろう!」で締めくくりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です